関東にいた頃に書き溜めた
稽古日記です。
養成所に通い始めた頃からの
記録が残っています。
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2008.08.31 Sunday 
- -
上手な甘え方
私は相当な気分屋である。
それは見た人が明らかに「こいつは今こんな気分だ!」
と分かってしまうくらい単純である。

鬱の時とかも最近は「鬱!」っていうのが
分かるくらい表に出ている。
自分で全部を押さえきれないというのもあるけれど、
無理やり隠すのもなんだか、どうだろうと思う。
バイト中は、無理矢理にでも接客の時は頑張るけれど、
バイトの仲間内までも、それを無理に隠すのは
かえってよくないことなのではないかと思うのだ。
隠していたせいで、事態が悪化してしまって、
仕事ができなくなって迷惑をかける…という事の方が
大事だと思うからだ。

だったら、ちょっとの鬱は他の人に甘えてしまって、
フォローしてもらったり、気を使って貰ったりした方が
いいのかもしれないと思う。
それくらい、私はパート内では一番年下だし、
甘えちゃってもいいのかなぁって最近思う。
私は一人で頑張りすぎだ。
今までは、そんな甘え方すら思いつかなかったし、できなかった。

私より長く長く生きているパートさんもいるし、
子供を生んで、母になったパートさんもいる。
私より人生経験豊富で、いろんな人を見てきた人もいる。

中には、それなのに私より子供で、私が気を使っている人も
いるのだけれど…。


今日そんな話をパートさんにしてみた。
すごくよく分かってくれていて、それでも言いといってくれた。
素敵だと思った。
嬉しく思った。
そんな人たちの為に私はすごい事はできないけれど、
いつか役に立ちたいと思った。



2005.05.31 Tuesday 19:36
日々、日常 comments(0)
周りを気にする大人
居心地のいいメンバーで仕事をすると、時間の経つのが早い。
今日は少しいつもよりも忙しかったせいもあるかもしれない。

私は居心地よくて楽しく仕事しているんだけれど、
それと同時に、他人の、私の話し相手の顔色を伺いながら
話をしているというのもまた事実である。

あーだこーだと自分自身が人のことをおおっぴらに言っている
せいもあるけれど、それが自分のいない場所でも行われていると
覚悟しながら生活しているせいもあるかもしれない。

まぁ、そんなこと気にしててもしょうがないさと
いつもそこに行き着いてしまうのだから、ポジティブにも程がある。
それでも顔色を伺ってしまうのは、私の生き方と性格だ。
長年の癖みたいなものになってしまっている。
恐ろしい事だ。



話は全然違うが、最近グミ関係にはまっている。
シゲキックスとか、果汁グミとか。
後、チョコレートとか、ヨーグレットとか。
携帯用のお菓子がカバンの中に欠かせなくなっている。

うーん、OLみたい。

そういう意味ではOLに憧れる。
私は普通に就職して出世してっていう道に戻るのは
もう想像できないから、憧れる。
今からやるには遅すぎる。
どうせOLやるなら、最初っからOLのプロとして
OLを極めたいし、出世するキャリアになるんなら、
もっと最初から気合入れて企業と向き合わないと。
なんにせよ、今からでは遅い。

なので、憧れる。



2005.05.29 Sunday 21:38
日々、日常 comments(0)
その裏の裏。
私はどうも付き合いにくい。と思う。
だからいろんなものでその付き合いにくい部分を
くるんでいるのだ。荒く、丁寧に。
そうすることで、いくらかマシになる。

時たま荒く包んだところが出てしまい、
その言葉の厳しさとか鋭さとかで人を驚愕させて
しまうようだ。
それを気に入る人も、まぁ、ごくたまにいる。
そういうのも許してくれる友達は本当に素晴らしいと思う。
後、そういうのを分かっていて付き合ってくれて、
笑い飛ばしてくれる友達にはかなり感謝する。


逆にそのポーカーフェイスが災いして、
私を遠ざける人もいる。
「分からない人だ」と言って怖がる。

逆にその分からなさに魅かれて
ついてくる人もいる。それもまた変だ。


「不思議な人だ」「つかめない」と言われることも
よくある。そういう人は私を少しイブカシンデイルような
気がする。触っていいのか悪いのか、距離を測っている。
ちゃんと触った人は、その触感を話してくれる。
YesかNoか言ってくれる。言葉や態度で。


羨ましがられたり、妬まれたりすることもたまにある。

羨ましがる人は大抵堅実な生き方をしている人で、
妬む人は大抵私より守られている人か賢い人だ。

どっちにしろ私を研究した結論であって、
そういう結論を出してくれる人はとてもありがたい。


なんというか、日常も芝居も私は扱いにくいだろう。
本音を見せるかどうか紙一重なのだから。
ポーカーフェイスは疲れます。でも生き方だからしょうがない。
本音で全て生きていたらとても楽だろうと思うけれど、
そうすると私と関わる人は大変だ。
全て本音でも、全て建前でもダメだ。
いい感じに調節しなければ。

でも、同時に私を見抜いてくれる人も探している。
とにかく笑っているだけで、なんにも考えてなさそうでも、
その裏にある何かを見抜いてくれる人を探している。
欲張りだと思う…ね。

そんな人に会うと嬉しいと思う。



2005.05.29 Sunday 01:39
日々、日常 comments(0)
【鑑賞21】僕のポケットは星でいっぱい
新宿シアターアプル:5月28日ソワレ観劇
※ネタバレです!これから観劇の方はご注意を!
(内容の部分は灰色仕様。白反転でなくてごめんなさい〜)




<FONT COLOR=#5780af>北風に向かって、一人で歩く。
息が白い。でも、寒くはない。</FONT>

<FONT COLOR=#5780af>僕のポケットは星でいっぱい</FONT>


「銀河旋律」「広くてすてきな宇宙じゃないか」に続く
短編シアター第3弾ということで公演された「僕ポケ」。
「銀河旋律」では、柿本とはるかを描き、
「広くて」では、その娘、クリコとアンドロイドのおばあちゃんを描いた。
そして、その3作目。


<FONT COLOR=#7f7f7f>「広くてすてきな宇宙じゃないか」の時代から16年後の世界。
長女のスギエは結婚し、
次女のクリコも大人になり、
長男のカシオは研究者になった。
その時代に、時代を越えて1人の少年がやってくる。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そこから、物語は始まる。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>その少年は16年前からやってきた。
一つのある目的を持って。
時間を越えて、時間管理局に着いた少年を待っていたのは、
1人の男と、1人の女だった。
時間管理局のスタッフを相手に逃げる少年。
それを手伝う2人。
3人は出会い、そして男の家にたどり着いた。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そこは、柿本コウスケの家だった。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>少年を助けたのは、柿本カシオ。
そしてカシオが「先生」と呼ぶ女の人だった。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>16年前の世界から時間を越えてやってきた少年は
自分を「ナカタヒデトシ」と名乗った。
けれどそれは本当の名前ではない。
そして全てをカシオは知っている。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>なぜなら、16年前、彼はその少年と同じことをしたからだ。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>時間管理局に乗り込み、犯罪と分かっているけれど、
未来に時空を越えた。そして今と同じように男の人に助けられた。
全てを彼は知っている。
その少年は、16年前の自分だったのだ。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>病気に侵され、もう命も長くない母親・はるかを助けたい
一身で、カシオは時空を越えた。
その方法を見つけようと、少年ヒデトシは走り回った。
母さんを助けるのだと。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>ついに過去の時空管理局からサルマルまでやってきた。
サルマルは、昔柿本からはるかを奪い、過去を改変していた。
結局は柿本にはるかを奪い返されてしまったのだが…。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>母の病気を治すため、母の主治医であった先生のころまで
ヒデはやってくる。それでも、未来の医療技術でも、
母の病気を治すことはできないと知ったヒデ。
それでも、「諦めない」とヒデはカシオに言う。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>それを聞いたカシオは、「そんなことをしても母さんは喜ばない」
とヒデを説得する。それを聞かないヒデ。
カシオは16年前、自分も大人のカシオにされた時と同じように、
時空を越えてから1時間後の母の病院へとタイムとラベルをした。
柿本からの電話をまつはるか。
そこへヒデ(少年カシオ)は現れる。
そして母は幸せだということを知るのだった。</FONT>



<FONT COLOR=#7f7f7f>母との再会をしたヒデと、カシオ。
そして、そこへやってきたサルマル。
いつでも捕まえられたヒデをなぜ見逃していたのかとカシオは聞く。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「柿本の息子が、どこまでやれるのか見届けたかった。」</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そうサルマルは言った。</FONT>



<FONT COLOR=#7f7f7f>3人はカシオの暮らしている時代に戻り、ヒデは元いた時代に
帰っていった。
ハンカチも持っておらず、ポケットは空っぽ。
「ハンカチを持っているのは紳士のたしなみ。
ハンカチを洗って返すのは紳士のマナーよ。」
と先生に言われていたヒデ。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そんな空っぽのポケットには、今、たくさんの星で
いっぱいになっていた。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>そして少年は元の時代に帰って行った。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「母さんが亡くなって1年は、父さんは人間じゃなくなる。(笑)
その間はお前がしっかりして、支えていくんだ。
1年頑張れば、その厳しい冬は終る。あの人がやってくる。
それまでは。
そうそう、北斗七星の星の名前を覚えておくんだ、きっと役に立つ!」</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>カシオはそう、ヒデ少年に声を掛けた。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>間もなくして、母さんは亡くなるだろう。
そして、日傘を差して、かばんを持って、あの人はやってくる。
ここからは、広くてすてきな宇宙じゃないか、に続く。</FONT>



20周年なのだから、今回は今まで見てきてくれてたお客さんに
サービスしてもいいだろう。ということで、僕ポケは、
銀河旋律、広くてすてきな宇宙じゃないかに続く続編です。

しかも、主人公は長男のカシオ!
なぜ広くて〜の時に、彼はすんなりおばあちゃんを受け入れられたのか。
それまでに思っていた彼のことがこの1時間に詰まっています。
これをみて広くて〜を見ると、かなり印象が変わるなぁと思います。
もう一回見直そうかな!

3作品に繋がる事や、見ていないと気づかないことがたくさんあって、
私的には「あー!あー!あれがこんなところに!」
っていう感じで、かなり楽しめました。ストーリーとか設定とかで
ちゃんと繋がるっていう感じで面白かったのですよ!
これを見ることで、3作品が深まるっていう感じだったので、
いや〜、まだまだ見たい!って思いましたね。


上には書いていなかったのだけれど、すごく好きなところは、
カシオが少年カシオと過去に行き、病院でお母さんに会うシーン。



<FONT COLOR=#7f7f7f>そこでカシオは涙ぐむ母に、ポケットからハンカチを差し出す。
最初に先生がヒデに言った
「ハンカチを持つのは紳士のたしなみ。」
っていうのが伏線。
</FONT>
<FONT COLOR=#7f7f7f>洗って返すといった母・はるかに、カシオは「あげます」という。
けれど、どうしても返すという母に、
「じゃあ、カシオくんに渡してください。彼から受け取りますから。」
という。きっと、時空を越えて、彼の渡したハンカチは母から
少年カシオに渡され、また大人になったカシオがそのハンカチを
差し出すのだろうと私は思う。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>少年カシオは言う、
「僕もハンカチを渡したかった。」
と。カシオは言う、
「16年後に少年時代のカシオを助ければいい。そしてまた
ここに来ればいい、俺みたいに。そしたらハンカチを渡せる。」
と。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>カシオはその為に、母に会いたいために少年カシオを助けて、
ここまできたのだと言った。
そこまで母を思うカシオが素敵だった。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そしてカシオは研究者になった。
アンドロイドを作る研究者。
カシオと、少年ヒデ(カシオ)と一緒にいた「先生」と
言っていた女の人は、実はアンドロイドだったのだ。
教師用に開発しているアンドロイドで、母に似せて作った
音楽教師のはるか先生なのだった。</FONT>


カシオの中で母・はるかがずっと生きていたっていうことが
嬉しかった。他の作品では語られなかったカシオの気持ちが
ここでは沢山出てきててすごくよかったなぁって思いました。

そんなにカシオくんに思い入れはなかったのだけれど、
この作品を見て、一気に親近感が湧きましたね。



2005.05.28 Saturday 23:40
舞台・映画鑑賞 comments(0)
気持ちは前へ!
今週の火曜日の稽古で、私の参加する作品ではない方のキャストが
決まりました。これはちょこっと触れたかと思います。
そっちの公演クラスは各部署(舞台部・演出部・制作部・衣装部)
わけまで済んでしまっています。

たまたま火曜日の稽古後、そっちの公演クラスの制作部チームと
ご飯を一緒に食べる事になり、私の参加する「三人姉妹組」は
まだスタッフわけができていないというのに、なぜか制作部の
会議をしておりました(爆)

議題は「当日パンフレットについて」。

早いっ!作業が早すぎる!
簡単な仮案提出のメドなんかを話しておりました。


…うーん、私も頭の中の構想を紙に起こさなければ。
というわけで、昨日ちょろちょろ描いておりました。
今回はチーフもやらなければいけないっぽいので、
いい力加減でできればいいなぁ。気負わず、頑張りすぎず。



そして、かねてから調べなければ!
といっていた「ロシアについて」。
今更世界史の勉強みたいな感じでノート作ってます!(爆)
意外とやり始めると面白かったり。
大学とか、勉強しなければならない所から開放されると、
途端に勉強ってやりたくて、やったら面白いみたいな感じに
なってしまうんですよね。不思議な事です。
きっと、自分のやりたい事だけ勉強すればいいからなんだろうけど。

1900年前後のところを只今勉強中。
クリミア戦争とか、名前は知っているんだけれど、どんな
内容なのか知らないし、ロシアの文化もさっぱり…。
(高校の時は日本史専攻だった。でも日本もさっぱり。)


ロミジュリに続いて、外国作品で、ちょっと厳しいなぁっていう
思いがありました。もう一方の公演作品もやりたい!って
思ったし…。
でも、実際作品をそれなりに読んでみると、なかなか描かれている
姉妹とか、それに関わる人たち、自分はこれやりたい!っていう
人が、面白くなってきましたね。

こんな思いで暮らすっていうことや、抱く感情っていうのに
惹かれます。さっと読んだだけじゃ見過ごしてしまうことも
たくさんあって、時間をかけてこの作品に関わっていけるんだ
っていう面白さが生まれてきます。


多分初見で作品を見ると、分からない事も沢山あると思うので、
予備知識的に目を通しておくといいかなーっていうのは
書いてしまうかもしれません。かなりの部分をカットして
しまいますし…(それが非常に怖いのですよね。)
最初に読んだ時私はかなり理解できなくて本当にびっくり
しました…。名前が…名前がわからん!っていう(笑)

当日パンフレットではそれもわかりやすくできたら…とは
思うのですが、いろんな障害もあるので、どこまできるかなぁ…。



2005.05.27 Friday 22:44
劇団アルターエゴ comments(0)
これが、現実
現在、OFCが12月の公演に向けて動き出している。
けれど、そこに私の名前は無い。

先日電話があり、「呼ばなくていい」というメンバーの
中に、私も含まれていたということだった。
理由は、エゴとOFCの掛け持ち活動になると、私が混乱する
というもの。それも、私は人づてに聞いた理由である。
私はエゴで活動していきたいんだろう、という判断なのだそうだ。

同じような理由でOFCから声を掛けられなかった友達に
メールした。私は軽くその事実にショックを受けていたから。

その友達は
「あたしはショックを受けなかった。淋しいとは思ったけど。
でもこれも演出さんの優しさなのかなと思った。」
と話していた。


悲しいけれど、私は優しさとは思わなかった。
それは私にとっては優しくないと思った。

それは「私は要らない」ということなのだと思った。
その集団には必要ないのだ、そう思った。
事実、私は今その集団とは無縁になっている。


いっそのこと目の前で「次からは来なくていい」と
言って貰った方がよかっただろう。
そうすれば簡単に線引きが出来た。簡単に手伝いにも行けた。
けれど、こんなにも遠まわしに来てしまった理由に、私は
憶測を広げるしかない。

「エゴでやっていきたいんだろう」
といってはいるけれど、私の心をそんな風に勝手に
解釈できるのだろうか。本当は違うかもしれないのに。
違っていた場合、どうとりかえしがつくのだろう。
(結果的に私はエゴを選ぶだろうけど。)

はっきりと直接言えば、きっと私を切ることになる。
そう言ってしまえば、OFCとしては、手伝いにも呼べないし、
万が一キャストが足りなくなった、必要になったときに
呼べなくなる。
だから、このような理由にしたのだろうか。
「私のためだから」という風に言っておけば、切ることには
ならない。集団としてはこうしてつなぎとめておけば
何かあったときに対処できる。

そういう扱いなのだと思ったら物凄く悲しくなった。
要らないけれど、確かにキープはしておいた方がいい。
私でもそうした方がいいと思うから。
そうなってしまうのは、これからプロとして集団を大きく
していこうという上で必要な事だと思うし、きっと大事だ。


私は使う側にとっては使いにくいと思う。
それを考えれば、要らないと思われるものもよくわかる。
使いどころが難しいのだ。


私は確かにエゴを選ぶだろう。
でも、それは現在のことを思えばだ。
これから長い先、ずっと芝居をやっていきたいと思うなら、
私はOFCを選ばなければならないと思う。
一生芝居をやっていくならば、私の人としての魅力を
たくさんたくさん出していかなければならないとしたら、
迷わずOFCを選ぶべきだと思う。

ただ、今の私に必要なものが無かった、それだけなのかもしれない。

でももっと悲しくて、ショックだと思うのは、
あれだけ他の養成所を辞めろと言われている人が周りにいたのに、
私や友達は、そこを辞めてまでこっちにこいとは
言われなかったことだ。
どうしても欲しいものならば、そこまでしても手に入れたいはずだ。
例えそれが今までにその人がしてこなかった方法であったとしても。

だから私は悲しいし、ショックだ。

そこまで私は必要とされなかったのだ。
又は、その演出さんがいなくても、私はやっていけると
判断されたかだ。
どちらにしても、私はその場所には必要なくなったのだ。

それを<私のため>と理由付けをされたのが悲しい。
その人が臆病なだけだったのに。


きっと私は本当に必要でない限りそことはあまり関われない。
一線を引かれてしまったのだ。
だから、私も一線を越えない立場でしか関わる事はできない。
それもまた、とてつもなく淋しい。


まだ全然その事があってから時間が経っていないので、
書くことはためらわれたけれど、
そしてもう少し時間が経てばもっといい風に捉えられたかも
しれないけれど、今は、こうするしか私にはない。



2005.05.26 Thursday 20:47
稽古日記 comments(0)
うさんくさいテレフォンショッピング
「三人姉妹」の本稽古に入る前なので、まだまだ
通常レッスンが続いています。
今日はKさんという女性の方が講師です。

毎回初めてのクラスでは必ずやるという自己紹介。
自分の名前と出身地と今日のお題は「最近はまっていること」。
Kさんがどんどん当てていき、スタート。

こういうとき、私は必ず最後の方にならないと当たりません。
…なんでかなぁ(汗)
残りの人数も少なくなってようやく自分の番。

それまで長々と出身地やはまっているものについて語って
いる人が多い中、
名前!(のとえみ)
出身地!(富山県)
最近はまっていること!(お米を炊く事)
のみを答え終了。
掛かった時間10秒くらい!(爆)

でも、「簡潔に」ということだったので、簡潔に話す
っていうことが出来ている人がいない。
長くしゃべっている人は、大体「はまっていること」に
的を得て紹介できていないというお話。
短く、的確に答えるっていうことが大事。


それから、「テレフォンショッピング」の原稿を読む。
商品は10個くらいあって、その中から1つの文章を選び、読む。
それに続けて、決まり文句(電話番号や送料などのくだり)
を読んで終わり。
私は高級ハンドバッグを紹介いたしました。

やたらに修飾語が長い一文だったので、どこをどうたてるか
っていうのが難しく、最後の商品名にどうつなげるか、強調するか
が微妙な感覚でした。

鼻濁音、無声音ができていないという指摘から、
ニュアンスまで幅広くダメ出しがありました。

ちなみに私は「技術」というところの読み(これは昔から苦手)
最後の商品名をもっと強調してひっぱってもいいというダメ出し。
最後に読んだ時「エクセレント!」と言ってもらえたのが
よかったです。
(…むしろ高校時代にやってきてるだろ!長い文章の読み方なんて!)


ちょっと時間が余ったので、「物を食べる」というパントマイムを
出来るだけの人がやる。これも、深く考えすぎて、シチュエーション
が長く、簡潔になっていないという現象が。
負けず嫌いだな…皆。


かなり面白い授業で充実!しておりました。
その時間、もう一つの研究生公演クラスでは、キャストが決まって
発表されていたそうです。…やばっ!早いっ!
私の方も早く発表されて欲しいです。



2005.05.24 Tuesday 21:49
劇団アルターエゴ comments(0)
【鑑賞20】ファントム・ペイン
<FONT COLOR=#5780af>phantom pain=幻の痛み。医学的には、事故や手術で失った
       手足が存在しているかの様に痛いと感じる精神疾患。</FONT>


目に見えない、単なる思い込みで起きうる痛みは
どこにでもある。目には見えないけれど、実際に痛みとして
傷を受けてはいないけれど心に痛みを感じる事はある。
そしてそれはどんなに環境が変わろうとも、
忘れられない、忘れる事の出来ないものであろう。



第三舞台の「ファントム・ペイン」という作品を鑑賞。
これは「スナフキンの手紙」という作品の続編に当たります。
(http://www.thirdstage.com/dsbt/snaf.html)



<FONT COLOR=#5780af>ファントム・ペイン…http://thirdstage.com/dsbt/phantompain/</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>沢山の、目に見える闘いが行われていた<タイケイ>という
もう一つの日本。そこにはたくさんの集団がたくさんの闘いを
日々行っていた。
そこには人の脳内・精神に入り込む<サイコダイブ>を行える人間
<サイコダイバー>が存在していた。中でも強い力を持った者は、
何人もの人と輪になって行う<サイコチェーン>というものまで
発展させる事が出来たのだった。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そして、その<サイコチェーン>によって、
目に見えない闘いの行われているもう一つの日本、<ヘイセイ>へと、
時空を越えてしまった人たちがいた。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>それから7年。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>彼らは散りじりになり、それぞれが、それぞれの生活を送っていた。
あるものはもう一つのパラレルワールドを信じ、集団を作り、
あるものは現代になじみ、新しい生活を送り、
あるものは自らの記憶を封じ込め、記憶喪失となり、
あるものは地下に閉じこもって、その心を頑なにしてしまった。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>そんなとき、</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「スナフキンの手紙、あります。」</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>という一文が、完全匿名、書き込み自由、削除不可の
掲示板に書き込まれた。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>シルクロードの果てから果てへと、人の手から手へ渡され、
日本では語られなかった言葉たちが詰められていたノート。
そこに書き込まれていたものがネットに流れた「スナフキンの手紙」。
それは闘争を行い続ける者たちの希望だった。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>それが、<ヘイセイ>の日本にもあるというのだろうか。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>その言葉を見た者たち、パラレルワールドから飛ばされたものたちは
再度、同じ場所に集う事になる。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f><ヘイセイ>に残ると決めた者、
<タイケイ>に帰ると決めた者、</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>どちらにも見えない傷は確実に切り刻まれていた。
また、その傷は増えていったのだろう。</FONT>



「スナフキンの手紙」をプチフレの公演で観て、それから
その続編があると知り、是非観たいと思っていました。
ようやく観る事が出来ました…!
難しいけれど、すごく好きだと自然に思えた作品です。
1回見ただけじゃ…もう一回見たいと今は思っています。

スナフキンの、最後の方のシーン、太郎が、スナフキンの手紙を
どうやって掲示板に載せるようになったのか、スナフキンの手紙
とは一体何なのか、それを話すシーンがとても好きです。
語られなかった言葉というものがどれほど大きな力を持っているか
分かります。誰にだって語られなかった言葉はあるはずです。
そして、誰でもその大きさは知っていて、それはその人自身の
心の痛みが綴られているんだと思います。
語られる言葉は、いつもどこか整理されている。
自分の言葉なのに、こんなに綺麗でいいのだろうかと
思う事もたまにあるから。


ファントムの方では、パラレルワールドに飛ばされた後の話を
描いています。それぞれがどんな風に生きていたのか、
昔いた世界に対してどんな思いでいるのか。
それは自分が生きてきた過去と向き合うような、そんな気さえします。

あ〜、なんかもうちょっと沢山みて、いろいろ考えてから
いろんなことを書きたいなぁ…。



2005.05.23 Monday 21:52
舞台・映画鑑賞 comments(0)
【鑑賞19】広くてすてきな宇宙じゃないか
キャラメルボックスの20周年記念ハーフタイムシアター
ということで現在公演されております2本立てのうちの
1本、「広くてすてきな宇宙じゃないか」を今日は見てきました。

6年ぶりの再演です。
そっちはビデオでもう何回も観ていたので、話は知っています。
一部のキャストは変わっていないけれど、それ以外はほとんどが
若手と呼ばれる人たちです。
どんな風にこの話を新しい感触にしていくんだろうと思いました。
再演って物凄く精神的に大変だろうと思うから。



<FONT COLOR=#7f7f7f>柿本はニュースプラネットのキャスターで3児の父。
長女のスギエはしっかり者で家事もこなす、
長男のカシオは理科が得意、でもそれ以外はからっきし、
次女のクリコはいい子だけれど、父親似の頑固者、</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そして、母は亡くなっている。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そんな柿本家にはぽっかり穴が開いている。
誰にも埋めることのできない大きな穴。
そのせいで、柿本家には冬が続いている。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>そんなとき、柿本はニュースでとりあげたFRS(ファミリー
レンタルサービス)で始められた、一般人への
アンドロイドの貸し出しサービスを知る。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「私の家にも来てくれるでしょうか?」</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>そういって柿本は子供たちの意見も聞かず、FRSから
アンドロイドを借りてしまう。</FONT>


<FONT COLOR=#7f7f7f>そして彼女はやってくる。
日傘を差して、大きなトランクを持って。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>お母さんは世界にたった一人しかいない。
アンドロイドはお母さんにはなれない。
だから、<おばあちゃん>なのだと。</FONT>


何回も観ている大好きな作品。
生で見られることの喜びが大きくて、おばあちゃんが出てきて
もう感動していました。スギエとカシオは徐々におばあちゃんに
慣れては来るけれど、クリコだけは心を閉ざしたまま。
そんなクリコにおばあちゃんがドア越しに話しかけます。

<FONT COLOR=#7f7f7f>「全然話をしていなかったから。声を聞かせてくれないかな。
おばあちゃんなんか嫌い、あっちいってでもいいから。」</FONT>


そんなおばあちゃんの言葉でもう涙。
おばあちゃんの気持ちをよくわかっている、でも頑固な
クリコの気持ちもわかる。

そんなクリコがおばあちゃんを嫌っていた理由は、
最後にわかります。おばあちゃんを動けなくしてしまおうと、
FRSの職員の提案で東京中の電気を止めてしまおうと、
発電所の壊してまわっている、その最後の場所で。



<FONT COLOR=#7f7f7f>FRSの職員で、アンドロイドであるヒジカタは、
最上階にある自家発電機までこわしてしまう。
光が一瞬大きくなり、そして真っ暗になってしまう。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「おばあちゃん!!」</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>倒れこむおばあちゃんに駆け寄るクリコ。
そしておばあちゃんはゆっくりと、優しく話すのだ。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>「好きになった人が、お母さんのように、またいなくなって
しまったら、辛い思いをする。だから、クリコちゃんは
おばあちゃんを嫌いになろうとしたんだね。
でもね、私は死なない、死なないの。
例え電気が無くなっても、空の光は消せない。</FONT>

<FONT COLOR=#7f7f7f>見てごらんなさいよ、こんなに広くてすてきな宇宙じゃない。」</FONT>


次第に月と星の光が明るくなっていく中で、おばあちゃんは
言うのです。(そして私は号泣。ここのシーンがすごい好き。)


全体的には、初演の時よりも感じが現代っぽい、みずみずしい
という印象を受けました。やっぱり大森さん(おばあちゃんを
演じられました)は素敵だなあと思いました。
こんな芝居できるようになりたい…!
あの優しさが…!言葉の最後までやっぱり優しい。
でもそれって人柄なんでしょうね。

初演でやった時は、稽古をしながら台本を書いていた状態で、
やっぱり演じてに合わせて書いているほうもそうなってしま
ったところもあるそうです。大森さんや、クリコを演じた
石川さんがそうらしいです(笑)
気の強いクリコちゃんになってしまうという石川さん。
最初見たとき、「クリコやりたい!!」そう思いました。
(今は年齢的に殺されるか…汗)

大森さんに全体的に目がいってしまい、(でも調和はとれてる)
その反対側にいるクリコちゃんにもうちょっと頑張って
欲しかったなあっていう気もしました。でも初演見たときより、
おばあちゃんとアンドロイド職員の掛け合いがすごくわかりやすくて、
ちょっと深くなっているように見えたのがすごくよかったと
思いました。初演はおまけのように見えていたんだけれど…。
意図的に演出を変えたのでしょうかねぇ〜??

そんな違った発見もあったし面白かったです!
そして来週は新作!「僕のポケットは星でいっぱい」です!
いや〜〜!!楽しみです!



2005.05.21 Saturday 21:56
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整理整頓
稽古日記の過去ログを整理して、こっちのブログに
移行しようと作業を進めています。
膨大な量が意外にあってびっくりしてます…。
よくもまぁ、沢山書いたものだ。

昔の日記を読み返しているとかなり変なものも多い。
何を思って書いたのやら…。


ということで、一時期HPの稽古日記の更新が遅れていたのはこのせいです。
後で移せばいいやとかじゃなくて(汗)それも面倒だったので、
直接こっちに書いておりました。
読む方もたまっていると思うので、読んでないところはチェックしてみては
いかがでしょうか。新しい稽古も始まってるしね!



2005.05.18 Wednesday 20:16
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